日本語版として生まれ変わった名作。
2、3年前まで、たまにショップで見かけましたが、どんなゲームなのかよくわかりませんでした。大箱でカードというと敷居も高かった。
今回、小箱で、値段も1800円とリーズナブル。名作ならばやってみなければ。
昔々ヨーロッパのとある国で薔薇家と鷹家の抗争が勃発していました。プレイヤーはどちらかの派閥として参加します。味方した派閥が地区毎の戦いに勝利すれば、勝利点を得られます。
あなたは自由人でどちらの派閥に参加するかを状況を読みながら自分の利益が増えるかどうかを基準に考えています。
状況次第でいくらでも「寝返ります」
まわりのプレイヤーもいつ寝返るかわかりません。お互いに腹の探り合いをしています。
ヒントは、戦場の戦力と各プレイヤーの屋敷の場所。そして、ラウンド毎の役割カードの選択。
この役割カードは、6種あり、裏切り者=フェレータの他に、農家、建築家、外交官などがあります。
最初のプレイヤーから順番に暗黙で役割カードを選択していきます。
この方式は、操り人形と同じで、最初プレイヤーほど、後の人に回っていくカードがわかるため、推理しやすい仕組みになっています。
各人が戦場に戦力を投入し、その後に役割カードをオープン!
フェレータによって勝利する派閥は変化していきます。
操り人形とはまったくプレイ感が違います。戦場とお互いの状況が刻々と変化していき、自分の利がどこにあるか判断をしていく必要があります。相手の腹を探るのも幾つかのヒントがあるので、操り人形のようなわかりにくさはありません。
裏切りたい人、冷静に推理したい人、場を混乱させたい人には、楽しめると思います。