フリードマン・フリーゼの「フライデー&ロビンソン」

フリードマン・フリーゼのデッキ構築型ボードゲーム「フライデー&ロビンソン」を購入!

「電力会社」や「ファクトリー・マネージャー」でその不思議さ加減を存分にはっきしましたが、そのフリーゼが作るデッキ構築型となると気になります。
店で見かけて衝動買いしてしまいました。

パッケージは個性的な真四角。そして相変わらずの愛する緑で統一され、「F」で始まるネーミングと、フリーゼらしさは健在!

●こんなゲーム
 のんきに無人島生活を謳歌していたフライデーだったが、ある日お邪魔者のロビンソンが漂着する。「こいつ邪魔だなー。出ていってくれないかなー」とフライデーは思うわけです。
「よし! こいつを島で鍛えて、パワーアップしたところで外海の海賊船をやっつけさせてその船で出ていかせよう」と悪知恵を働かせるわけです。

 最初に漂着したばかりのロビンソンは、無能。(ほぼ無能かつやる気なしなデッキ)
 島には様々なサバイバルが待っていて、ロビンソンはぼろぼろになりながら成長(デッキの成長)します。
 やがて、デッキが成長したところで、最終決戦が海賊船2隻。

 ロビンソンは、無事に島を出ることができるのでしょうか?
(フライデーにとっては、ロビンソンが死んでも気にしないでしょうが)

●特徴的なポイント
 ロビンソンのすべての力を出し切らないと、海賊船に勝つのは無理!
 海賊船で戦う前に、島でサバイバルをしながらロビンソンを成長させないと
いけない。だが、一歩間違えると死んでしまう。
 難しい。

 緊張するバトルの連続。一方で、ロビンソン君はバカという設定で、
彼のやる気の無さに翻弄される。ロビンソン君は戦いに疲れてくるとさらに
やる気なしカードが増えて足をひっぱる。

●内容物
1.ボーっとした漂着したばかりのロビンソン君デッキ。
 左上の数字が攻撃力だが、カード名は、あからさまに「バカ」とかフランス語で
書かれている。0や−1が多い。

2.ロビンソン君の体力HP20
 マイナスでお亡くなりになります。

3.島のサバイバルカード
 島でのサバイバルに勝つと、このカードをもらえる(=ロビンソン君のデッキが成長)
 カードの下に「緑黄赤」の数字があり、これ以上で勝ち。

4.疲れたから休ませろよロビンソン君わがままカード(衰弱カード)
 ゲームが進むにつれて、このカードをロビンソン君デッキに追加しなければ
いけません。バカっぽい感じ。

5.海賊船カード
 この中からランダムで2枚が、最後のボスになる。
 右上の数字が海賊船の体力。52とかは鬼!

6.山札置き場
 左から、「やる気なし山札」「ロビンソン君デッキ」「島サバイバル山札」置き場。

●戦闘中はこんな展開
1.漂着したばかりのロビンソン君の戦いっぷり。
 真ん中上下逆転しているのが、島のデッキ。2で勝てるのだが、ロビンソン君の0攻撃で無駄に枚数が増える。
 余計にカードを引くたびに、ロビンソン君のHPを消耗する。

2.サバイバル後のロビンソン君の戦いっぷり。
 2枚で勝ててしまった。
 説明していませんでしたが、ロビンソン君の下の文字は「特殊効果」です。
 飯食ってHP増えたり、今日はヤル気があるんでもう一枚引いていいよとか、
力余ってるんだよね、だから2倍の力出るんだよとか。


●結論
 10回以上やりましたが、いまだに1度も勝てません。
 ロビンソン君は島で永眠したり、海のモクズになったりで。
 海賊船2隻目までは行けるようになりましたが、死んでしまいます。
 ロビンソン君の命は、フライデーには関係のないことですが。

 このゲーム、作者特有の変人さ加減が、さすがです。