金管楽器奏法革命~出せなかった音が出る~

出したい音が出せるようになる画期的な演奏理論!

金管楽器奏者が知っておきたい、呼吸の仕組みについて、生理学的・物理学的見地から解説した画期的な本!これまでとはまったく違った角度から奏法を解説することで、出したかった音、出せなかった音が無理なく出せるようになります。

【ポイント】・筋肉の動き/・発音の仕組み/・下あごや歯の位置、唇とマウスピースの当て方、舌の位置と音程/・舌のトレーニングや高温域への取り組み/・日本人に最適なタンギング/・発音についての意外な練習方法/・困った時の裏技など

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管楽器を演奏する人達にとって一番問題なのは、高音域での演奏、そして中音域と低音域からの移動や無理なく元に戻ることだ。

無理をすると唇を痛める危険性が高く、奏法にも悪影響を及ぼす恐れもある。



オクターブ・キーが備わらない金管楽器では、唇の振動と振動させる肺からの空気の流れ、それを助ける身体の動きが重要となる。

ピストン・ヴァルブやロータリーヴァルブがなかったバロック時代の金管楽器奏者は、音の移動は唇の振動と振動させる肺からの空気の流れ、

それを助ける舌の発音(シラブル)だけで行っていた。



つまり高音の演奏の『秘密』は、中世での金管楽器奏者と同じ舌の動き=発音(シラブル)なのである。



本書の著者、村松氏は国立音大で学び、国立音楽大学卒業後はドイツ・ハンブルクへ留学。

Hamburger Konservatorium卒業したトランペット奏者である。



この本はドイツで学んだ奏法を解説した本であり、その『秘密』を画像と表で丁寧解き明かしている。



吉田憲司氏(トランペット奏者)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
村松 匡
国立音楽大学卒業。ドイツHamburger Konservatorium卒業。これまでにトランペットを北村源三、故酒井陽、故Karl Wilhelm Opperman、Eckhard Schmidt、Stephan Graf、Bob Lanese各氏に師事。室内楽、編曲をHand Katt氏に師事。静岡県浜松市にSpiel Freude音楽院を設立し技術指導を行う

上原 規照
国立音楽大学卒業。東京交響楽団。東京トランペットコアー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)